それぞれの独自性を競うのがアーティスト。
そんな中で今回の展覧会ほど、二人の個性が互いを支え、補いあっている展示はないかもしれません。
織物と陶器ーー素材も手触り感もまったく違うふたつが、互いにその存在なしでは寂しいと感じるほど。
そのことから私たちの暮らしそのものも、異なる素材の調和なしには成り立たないこと、ふっと気付かされました。
日曜日(12月16日)までの毎日、お二人の作家さんが毎日ギャラリーで作品のご紹介をしてくださいます。
那須在住の和泉 美奈子さん(織)はイタリアでの生活も長く、
その柔らかい感性からの話題の尽きることがありません。
熊本からお越し頂いた福島 万希子さんは、
東京藝術大学を卒業された後、インド・ネパール・タイ・インドネシアに赴き独自の世界を築かれました。
なので、、、
ちょっと通常の陶器展とはひと味もふた味も違う「造形の遊び」が満ちています。
作家さんたちと直接対話のできる貴重な機会ですので、
どうぞ遠慮なさることなく、作品について、暮らしについて、色について何なりと声をおかけください。