瀬戸内町にあるペンションhalaの客室からの風景
奄美を旅してきました。
ちょっとオモシロイ発見がありましたので短くご紹介しますね。
奄美市役所の近くに、名山堀に似た(さらにちょっとディープかも)末広市場と永田橋市場という昭和なマーケットが2軒並んでいます。
市場は市場でも、、、、
すごくいい兆しを感じました。キーワードは「若い人」「島」「文化」。
通常だと足を踏み入れるのにも勇気のいる印象なんですが、まず、ここにはあまみFMのサテライトスタジオも設けられていて↓ ↓
一瞬、画像を間違っていると思われるかもしれませんがそうではありません。
「一銭店屋」の風体に擬態しての、これはきちんとしたFM放送局なんです。
子供が100円玉握りしめてほんとうに駄菓子を悩み悩み買ってました(100円がとをはみ出さないように必死に計算してました)。
通常の本社からの放送とは別に、毎日12時から1時まではこの場所からオンエアーなのだそうです。
あまみのFMは、曲の紹介も一切ないので一日中つけっ放しにしていても気にならず、その選曲のかっこよさはひょっとしたら米軍駐留の時代からのDNAかも、と思いました。
島の人たちは一日中、FMを流している印象です。コマーシャルも番組に融け込んでいて気にならないのです。
まわりをふと見れば、なにやらカッコいい文房具屋さんもありました。オチコチ舎。
京都からUターンしてきた青年がつい最近店開きしたとのこと。
置いているのはすべて、海外からの美しい文房具!
セレクトの美しさに痺れました、特にその色彩に。
とはいえ「市場」ならではの猥雑感もしっかり息づいています、たとえばこの「ハレルヤ食堂」。
この島ラーメンの美味しさは・・・・鹿児島ラーメンに慣れた私にはその味付けの繊細さで一気にノックダウンされました。タンカンの皮(ちんぴ)や島の味噌など繊細な薫りの調和が素晴らしいのです。
この島情緒と都会の若者の洗練と電波による発信までごちゃまぜになった市場の妙味。
いまにも朽ち果てそうな市場にして実は、
すごい文化の担い手たちによって支えられているこの場所の力に思わず、奄美に旧知の友と出会えたような感動を得ました。
古いものを次々壊すの大好きな鹿児島にあっても、決して名山堀やレトロフトは一人ではないと感じる、感激の市場訪問でした。