昨日で終了の「望雲 鹿児島展」。
もう次の朝にはこのレトロフト空間から、無に帰してしまう望雲の会場風景。
わかれを惜しむようにリピーターさんやアーティストたちが次々と訪ねてきてくださいました。
そして最終盤の風景は、ちょっと胸にくるものがありました。
消えゆくから美しい、
そんな刹那的な感慨もですけど、それ以上に
人と人、人とモノ、かごしまと福岡、ヨーロッパの品々と日本のアート、
アートと焼き物、アートとフード、etc…と
さまざまな出会いをこの場で醸す手伝いができたことが、もうこれ以上はない悦びとなって
眩しく思えたのです。
ギャラリーというものは、「経済」としての営みなのですが、
でも望雲とレトロフトの夢(ねらい)はそれだけではありませんでした。
人々が交歓しあい、何かを生み出すきっかけを提供する、、、
なので昨日のクロージング時間帯はちょっと、見事でした。
画像をご覧ください。
上の画像
右から順に、望雲さん(福岡)
→古代石のアクセサリーアーティスト(かごしま)
→軸足のぶれないカピン珈琲店主(山口市)
→キモノのたわらや若ご主人(かごしま・美山)
下の画像
→studio pekepekeの迫あゆみさんと上久保諒さん
→鏡のなかには望雲のスタッフさん
Moving Gallery(移動ギャラリー)という聞き慣れない言葉に、
映画「ティファニーで朝食を」の奔放な女の役回りのオードリー・ヘップバーンが
男に名刺を手渡すシーンがどうしてもダブって思い起こされるのです。
名刺の肩書きは、
「Travelling(トラベリング・旅びと)」
一度っきりの旅、
だから「出会い」がある。
ぜひこの延長上で、福岡や山口の窯やショップ、工房を
互いが訪問しあうきっかけとなってほしい・・・
そう願っています。
ただに消費される物とちがって本当にチカラあるモノなら、
人をも文化をも繋ぐ力があると、
望雲に教わりました。
