パリで30年暮とか、ブラジルで50年とか、
海外で人生送ってきた人が仮に鹿児島に里帰りしてきたら、
私は、
名山堀のこの店に、その人を連れていきたいと思います、
賛飲屋(さんのみや)の昼カレー、500円。
黒田金物アーケードからまっつぐ路地の、ちょいと左の奥の奥。
目印は向かい店舗のスペイン国旗。
ドアが一枚だけ、という店構えと狭さに「は?」。
ここでは、店の品書きも椅子もカレンダーもママさんも、空気感も、
すべてが昭和へのオマージュ。
たとえば箸立てに
アタマを下に突っ込まれたアルミスプーン・・・コレがまたぐっと昭和の名山町。
軽くて平坦、チープで右肩上がりで表層的で、工業生産品的で、だけど人情があってピラピラで・・・つまりはあの時代なのです。
11月1日~6日まで開催のUrban Station Kagoshimaまち歩き、
あなたにとって新鮮な昭和を見つけに、
名山~広馬場~呉服町トライアングルをぽつりぽつりと、お歩きください。
↓ ↓ 素敵な記憶がよみがえる「まちなみ社会実験ウィーク」です。
※賛飲屋さんの向かいが三街区ギャラリー。ここでもUSKの展示が見られます。
※賛飲屋はもともと夜の居酒屋さんですが、昼1時間だけ若い人にぴったりの超ボリュームと辛さの美味カレーを500円で提供しています。
※ここ、賛飲屋のおかみさんを「おばさ○」と二人称するのはタブー。ママさん、とやさしく声かけするのが「まちのプロトコール」。