(楓さんと社長!。 撮影:studio pekepeke)
レトロフトチトセ5周年記念企画「書物の誘惑。」とフィナーレ前夜を飾る『夜会』の行事がおわり、日だまりの猫みたく安堵の私です。
今さらながらに『素晴らしい人々』に守られているレトロフトの幸せをしみじみ実感しています。。
自慢ネタは厳に慎むべきですが、「夜会裏話」での身内自慢に今日はちょっとお付き合いくださいまし。
種子田 博邦さんの音楽ライブの脇で〈シャンパンバー〉を開こう、と決まったのは、夜会のわずか2週間くらい前だったんです。そのチーフ役としてネコノヒタイオフィスのスタッフ(福岡勤務)の仲里さんに白羽の矢が立ったのは、さらに夜会の直近、かなり突然の打診でしたが、
「ご奉仕させていただきます。 🐈 ♬ ニャン」
という摩訶不思議なネコ語での返信が届き。
で、あとはまったく打ち合わせなしで臨んだのが当夜のこの美しい風景でした。仲里さんのシャンパンバーは夜会の中心で光を放っていましたね。
(ネコノヒタイ仲里さん 撮影:studio pekepeke)
で、さらに凄いのは胸にほんのり〈夜会〉のタイトルが照射されてますでしょ。
(撮影はこれもstudio pekepekeの上久保諒さんです)
ペケペケさんといえば、
実は東京在住のスタイリスト&ディレクター藤崎コウイチさんに、展覧会をしてほしいとの私たちの希望を伝えに東京まで飛んでくださり、難解な出展交渉から飾り付け、搬入搬出・・・・と、すべてはこのお二人の力で実現できたのでした。
あまり褒めると舞い上がり系の人なのでこれくらいにして。
レトロフトはいろんな偶然が起きる場所です。
光のプロジェクションで、その画面に美しいワイングラスタワーの影が照射されているのも偶然。
仲里さんのデコルテに「夜会」のタイトル文字が映っているのも偶然。
またその決定的瞬間にペケペケさんがベストアングルにいたことも、偶然。
でも、この「偶然」の文字は「必然」に打ち替えてもいいのかもしれません。
心のなかに感性と、美しい記憶の蓄積のある人なら、とっさの美しいシーンを見逃すことはないからです。
レトロフトはそんな場所です。
人の気持ちに寄り添って、何かを感じとる場所。
夜会でのホスト役としてのファッションもめいめいが自分の心で考えて。
誰かが「ヒゲ」の販売も初めて、そうやって堅くなりがちな夜会に洒脱の色をミキシングしてくださいました。
パリをバタイユが生きた時代頽廃感を、日本の大正期の習俗に重ねて、書生風、商家の番頭さん風にゲストをお迎えしようというレトロフトメンバーの趣向を私が知ったのも当日でした。
ああ、こんな素晴らしい人々に囲まれて、
これを贅沢と云わず、これを超える贅沢がどこにあるでしょう!!
(左から古書リゼット、hananokifarmLab、tawarayaの粋な旦那衆 撮影:studio pekepeke)
(森のかぞくさんも夜会コスチューム 撮影:studio pekepeke)