ドイツの古楽器製作者クラインマンさんがゴキゲンでこしかけているのは、
番台正面の「畳ベンチ」。
座面が青々とした琉球畳でできているんです。
この席は古書☆リゼットファンの特等席でして、
というのはここに腰かけたお客さんと
番台にちんまり納まった安井さんの目線が快適な位置関係
&距離関係でいられるよう、
建築家二俣暁徳氏が綿密に設計してくださいました。
(小柄なリゼットさんのために番台の床は15㎝嵩上げされています)
レトロフトチトセは、
古書店はじめ、ここに将来入居されるであろうテナントの方々も、
お客様ときちんと対面販売できる立ち位置関係を、
青写真での設計段階から前もって想定されています。
客と亭主の快適な距離感&目配り感が
設計寸法の裏技として数値で織り込まれているんです~。
なので、さがしものは何ですか♪と、
ハタキの手をとめてリゼットさんからひょいと話しかけられても、
たぶんこの回廊でなら、不思議と圧迫感を感じないハズ。
デザインが独特のゆるゆる性を下支えしてくれています。
あとそれから、
手で右にドッコイショとスライドさせない限り自働では開いてくれない扉、
これもある意味、
レトロフト☆ブックパサージュ世界への重要なプロセスなのです。
天は自ら助けるものを助く、っていいますでしょ。
自分の意志できちんと入店する人になら・・・・ここでは求めるものはすべて授けられるでしょう☆☆!
というアナログの神さまからの、ありがた~いメッセージかもしれないのです、
きっと、はい。
(ウラの声)→ それって単に自動ドアを設置する費用が捻出できなかっただけなんでしょ?!☆