(注!)訂正です!勝手に「ねずみハウス」と思いこんでブログに書いたのでしたが、
なんとこれは「こびとハウス」であることが2月1日に判明。
後日、またこの勘違いのプロセスをブログに書きますのでそれまで、その心づもりでどうぞ
この一文をお読みください。
お隣、FUKU+REさんのご紹介です。
フローリングという言葉が一般化する前の
「床材」のほうがぴったりきますが、
FUKU+REが入居される前のこの場所は、
安っぽいビニールシートが貼られていて、
で、それを何十年か振りに剥がしてみたら!
46年前の千歳商店当時の無垢材床が見えてきたのです。
それを何日も何日も(夜中までのひたすら這いつくばっての研磨)磨いて磨いて、
復活を果たしたのが、この床でした。
↓ いい味わい、してますでしょ。
このフロア材復活の物語は
設計者アカツキ設計ブログにご紹介いただいています。
(WEBサイトの目次から、works→FUKU+RE→job diaryとお進みください)
照国町にあった旧ザビエル教会聖堂の床材も
これと同じ県内産の「イスノキ」だったと関係者から教えてもらって
なんとまあ、私たちは由緒正しき材を
高度経済成長期には粗雑に扱っていたことでした。
で、ところでこの広いフロアーの一角に、
床板がやぶれて穴ぽこのあいた箇所が一箇所ありました。
フツーの設計者でしたら、すぐ、ふさぎますよね。
↓ ↓
でもこんなの作っちゃいました、というのが建築家・二俣氏。
「ねずみハウス」。
力作。
ちゃんとねずみさんが夜中に床下からのぼってきて、
クリスマスイブの夜には
おもちゃの兵隊さんと一緒に ”花のワルツ” もおどれるようにと
「ハシゴ(ああ、親切!)」
がとりつけてあるのです。
ベランダと転落防止の手摺りまであるのも
安全基準に律儀な建築家ならでは、
泣かせます。
ホフマン作「くるみ割り人形」の物語とチャイコフスキーのワルツが、
このねずみハウスの誕生で
新しいFUKU+REの隠し味となりました。
さあ、これがいったいどこにあるのか、
童心にかえって・・・お探しください。
ただ、こんなご時世、ねずみさんたちって今時
本当にうちらあたりまで遊びに来てくれるもんでしょうかねぇ、二俣さん。