来週5月21日からレトロフトMuseoでの展覧会をひかえた山本幸一さん(山幸窯)。
そのご経歴の最初のあたりをご紹介しますと、
1947年 福岡県大牟田市生まれ
1972年ー74年 福岡県朝倉郡小石原に学ぶ
1975年ー76年 イタリア・ファエンツァに学ぶ………(以下略)
イタリア、やはり。
あの美しい「碧」に、なにか和の彩色ではない遠い異国を漠然と感じていました。
ここで一冊の「本」をご紹介いたしますね。
『マグナ・グラエキア〜ギリシャ的南部イタリア遍歴』平凡社ライブラリー
(補足)
マグナグラエキアMagna Graeciaというのは古代ギリシャ人が植民した南イタリア一帯を指す名称。
Click!→原義は“大ギリシア”。
【本の概要】
ヨーロッパ精神の古層を遍歴。
長靴の靴底、かつて古代ギリシアの植民市がおかれ、異文化が混淆し堆積するこの地の精神史的相貌を描き出す特異な旅行‐思想小説。
著者は グスタフ・ルネ・ホッケ :1908‐85 ドイツの文筆家・文化史家。
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前置きが長く堅くなってしまいました。
お伝えしたかったのは、この「本」の表紙で大ギリシャを表象する不思議なオブジェが実は山本幸一さんの作品、ということ。
どうぞ、展覧会期間中に、
山本幸一さんと心ゆくまで会話を交わし、その美しい作品の背景を
こゝろの中で自由に旅してください。(会期中全日在廊です)
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イタリア半島長靴のかかとの部分がマグナグラエキアです