↑「鹿児島異人館物語~facebook」からの画像
いづれもレトロフトでの催事ではありませんが、
土曜と日曜、
私は演劇鑑賞の連続です。
昨日土曜日は、『鹿児島異人館物語』~劇団上町クローズライン主催。
そして本日まもなく『語りて候』~池田昭代さんの朗読と小鼓による源氏物語の世界。
異人館物語では、
主役のお二人の熱演も素晴らしく、
また、
ストーリー展開の要所でバイオリンで奏でるあどけない少女の存在が・・・
ものすごく大きかったのです。
そして本日これから会場に向かう源氏物語は、
「朗読」+「小鼓(こつづみ)」という斬新な演出。
演劇世界のなかに取り入れられる、ライブの音楽。
例えばテレビの世界は、
もうそのほとんどが収録済みの、過去の映像です。
そして演出の手が随所に加えられた「人工の世界」「予定調和」でしかありません。
でも、舞台は、「今」。
音楽だって、目の前で生身の人間が演奏しているのだから
どんなトラブルだって起こりうる、、
そうやって私たちの呼吸するこの同じ時間、同じ空間で、
何が起こるかわからない小さな不安のなかで時間は進行していきます。
すごいことです。
演者の、奏者の、一瞬に懸ける気迫に、
私たち観客は、
さながら同じ宇宙船に乗せられた乗員となって、
夢と幻の世界を、
掛け値なしの同時体験で目撃できるのです。
この舞台と同じ時空に共に立ち会うことのできる、この
幸せを思います。
↓画像は「語り手候~Facebook」より。
