夢のような村☆豊かさの姿


あまりに純粋な人々の住む場所だったのでその名は明かしたくないほどですが、
 佐賀市の北の山間の里・富士町といいます。

レトロフトも、
地域発展の勉強のために各地を訪ねる機会が出てきました。
そんななかで、
「あれはひょっとしたら夢だったのでは・・・?」
と思えるほど、人々の営みの美しい場所にご案内頂いたのです。
語らいの場となるカフェは
ナビも使えないほどの山奥(上画像)。
そこへ至る要所の曲がり角には
若い人がずっと立ち続けて私たちと懇談の方々のために
「案内看板役」をしてくださっていました。
このカフェへの村人からの
「特別に営業を延長していただいた謝礼」は、
ストーブ用の「薪」なのだそうです。
薪運び用荷車をカタコト曳いて、
マスターにお礼を云ってる姿は、なんだかメルヘンでした。
そんなカフェでの語らいの時。
ほっこりするお食事もいただいて。。
時が過ぎ、
お開きの時間になると、天窓にはちょうど満月が。
  
満月/私の席(講師席)に花一輪。うれしい/廃校になった小学校からの椅子            
そして闇の屋外へと足を踏み出せば、
車までの道々に竹を割ったキャンドルがいくつも並べられていて、
山村ならではの心配りが身に沁みます。
満天の星座のド真ん中にオリオン座。
それはまるでLED照明のようにくっきり輝いていました。
会がひけて闇夜をかさこそ歩く人々の声は、
テレビドラマのシーンさながらに佐賀弁丸出し。
ああ、この村に幸あれ。
よくぞ今まで、外部資本に毒されず
この姿のままで残っていてくださった。
あの時間にあの村であったすべてのことは、夢のようなのです。
それも極上の夢。
今もあの時と同じく胸のなかで暖かなまま、、です。
この風景で育まれた産品がレトロフトでご紹介できる日もまもなく、かもです。

 


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