マダム・エドワルダ☆娼婦であり、神であり

昨晩、9月21日に開催の「マダム・エドワルダ」は、

朗読者の力量、
そして構成と演出の妙の厚みに思わず圧倒される、
これはもう、「事件」な夜でした。

かつて、娼婦であった神。

そんな無謀な世界設定を
一本の糸として強固に繋いでいたのは、
朗読者・池田昭代の力量、そして
衣装・演出の独特の力量だと・・・私には思えてしかたなかったでした。

前段の、どこか映画「去年マリエンバードで」の主人公女Aを思わせる、
高貴な娼婦然とした風貌から、
後段は、
目の醒めるような赤いドレス(あるいは宝飾品のドレス)を纏い、
髪をゆるく束ねた姿への変貌。

そのシルエットはどこか、
古代ギリシャ・オランピアの女神が
この場に君臨したかのように・・・・神々しく輝いていたのです。

崇高でいて、
限りなく淫らな「女」。

大胆極まりないバタイユの小説世界を

朗読から劇場的重厚なレベルにまで導いた池田 昭代さんに
かぎりない拍手を!
そしてそれをがっちりと背後で支えた構成人・演出者たちの夢に、
私はこの夜、
心底、打ちのめされたのでした。

☆当夜の画像を短いスライドショー←Clickにまとめました。フルウィンドウで
 ご覧ください。
 スマートフォンでは再現できませんので、その場合はコチラを。
 これらの画像と演出は、レトロフトが「記録」としてとどめたもので、 
 主催者が本来意図する世界とは微妙に別物でありますこと、予めご理解ください。


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