所用で上京したのを幸いと、
あまった時間は美術館めぐりに。
ルネッサンス絵画の頂点、
「ラファエロ」
が、大挙していま東京に来ているというので見てまいりました。
不思議なことに、
予想したほどの感激がなかったのは、これまたいったいどうしたことなのでありましょう?
絵のセレクトがよろしくなかった?
こちらの体調がよくなかった?
ルネッサンスに食傷気味?
ひとつだけ、
若い時代のラファエロは、それなりに「ヘタ」であったということがわかって、
それはとっても愉快でした。
若いアーティストとのお付き合いの深いレトロフト。
長い人生のなかで段々とラファエロになっていけばいいんだね、と
そんなことに気がついた、灼熱の国立西洋美術館でした。
↓東京町歩きに疲れると神社の木陰が絶好の休憩場所。
楠木の花がパラパラと音をたてて降り積もっていました。