ギターの調べ☆桐めぐみ さん

日曜の午後、昼下がり。

昨日のレトロフトMuseoは、秋のギター色につつまれました。
きっちりとした演奏会場としては設計されていないこの空間は、
ときとして外部の交通の音が入り込んできたりします。

「演奏者にもうしわけないな・・・」

ここの主としては身の縮む思いです。

でも、なんだかそれも段々と慣れると、
音楽室で気楽に爪弾いている音色を、ふと、
たまたま立ち会って聴いているような、
「なごみ」につつまれている印象をいだきました。

マイクも通さず弦の上を走る指使いの音まで、耳に自然に届きます。
(ここはコンクリ壁が厚いので、残響音には自信アリ!)

ちょうど3時には向かいのビル屋上から
教会の音色にも似た鐘の音色も演奏中の曲にシンクロしたりして、
ちょっとだけ欧羅巴気分に。

最高の音響空間は提供できなかったかもしれないけれど、
弾く側と聴く人々の、人と人のぬくもりに満ちた時間だけは提供できたかな、と

ギャラリー主としてはそんなこと感じた
ありがたい秋の日の午後でした。

↓リハーサルの風景。本番では素敵な黒のドレスでした。


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