静かな発信 ☆ クラフト

 
おとといの12月4日、レトロフト千歳ビルのなかは
3つの行事が同時進行でした。

☆ レトロフト千歳空港・・・江夏潤一作品展 /2階レトロフトMuseo
☆ How to make ARTBOOK [zine]            /2階日本一広いトイレにて
☆「自分でこんな部屋つくっちゃいました」展 /5階居室のオープンルーム

ふたを開けてみると大変な盛況でした。
古いお部屋でのたった半日の催しに
100~150名くらいのかたがたが次々と。

ジンを制作販売くださったかた、見にいらしたかた、部屋を見に来て
くださったかた、どのかたもニコニコなのが
カウンターのこちら側から見ていてもすごく印象的でした。

この明るさって、いったい何?

思います。
きちんと人の手を経て作られたものの素晴らしさ、
これはやはり、自然と伝わるんだな、って。

CGやデジタルが全盛なのに、
レトロフトでご紹介したこの3つの展示は、人の手と感性を通してのみ
表現できたものばかりでした。

アートブック=ジンは、ちょっとした発想の置き換えで
なんでもない紙片が多彩に「アート」に変貌する瞬間を
同時体験的に発見していただきました。

5階のオープンルームは、汗と涙と肉体労働の圧巻ストーリー。
自分で天井や壁をはつり解体して図面書いてペンキ塗ってベッドも作って。
とにかく自分の手で「やっちゃいました」展。

エアポートは、最新鋭の電子機器や機体のうごめく空間が、
じつはもっとも人間的でアナログな自然豊かな場所であることも「発見」。

しずかな発信力とでもいうのでしょうか。
発信している本人たちが一番それに気がついてなく、それでいて
人に先んじているゆとり・・・・が笑顔となってる感じ。
爽やかなアートと土木(!)の一日でした。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。