伝統の身体・創造の呼吸~薩摩琵琶とともに☆第五話


公演実行委員会の事務局としてレトロフトMuseoに設けられたこのお部屋は、
私のこゝろの中で作り上げた、あるインスタレーションでした。
題は、
「主のいない部屋」
私の心のなかでだけの作品。
正直に記しますと、
鹿児島県副知事室をイメージして作りました、丹下甲一副知事(当時)の。
このたびの《伝統の身体・・・・》は、
鹿児島県副知事職を退き、古巣の総務省にもどられてからの丹下氏が、
鹿児島の風土を、
文化を、薩摩琵琶を、広く国外、海外に発信するために自ら構想なさった、
芸術と音楽のプロジェクト←click だったのです。
丹下氏の薫陶を受けたメンバーによる実行委員の面々。
私たちは、今年3月の丹下氏の不治の病による逝去の急すぎる報に驚愕し、
涙し、
それからは丹下氏の《思い》を全員で受け継ぐ形で、
いよいよ今日、開催まであと一週間という段階を迎えました。
行政トップが、
私たち鹿児島県民のために遺した芸術的パフォーマンス
思えば私たち鹿児島県民は、
ひとりの行政トップに、こんなにまで愛されていたのです。
私たち鹿児島県民は、
本当に幸せだったのです。
そして鹿児島は・・・丹下氏のおっしゃる通り本当に「豊か」なのです。
※公演チケットは、現在プレイガイドにある10枚程度を最後に「完売」となります。

 


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