
先週は情報誌「リージョン」でレトロフトが特集されたりして、
臆面もなく世間さまに顔をさらしている私たち。
実は数年前までは、
一年をとおしてとても静かな日々を過ごしていました。
庭の設計がなりわいの私は、
年間3つか(どんなに多くてもせいぜい)5軒程度の庭をこつこつと作っていました。
まさにお爺さんは山で柴刈り。
で、妻は家で機織をしつつ、
2年に一度、都の展覧会で反物(作品)を売っていました。
日本おとぎ話のような夫婦。
レトロフトの屋上の草刈りをしていて
思いがけない収穫を発見。
鉢にタネを蒔いていた「ワタ」が夏の間にすくすく育って、
いつしか花を咲かせて、
そして実が出来て、・・・それがパチンとはじけて
「綿」
ができていたのです。
まもなく妻は、この綿を紡いでみるようです。
昔の静かな暮らしを、
ひっそりとビルの谷間で、思い出しました。
名山町の屋上は、
すっかりと秋、でした。

いつしか花を咲かせて、
そして実が出来て、・・・それがパチンとはじけて
「綿」
ができていたのです。
まもなく妻は、この綿を紡いでみるようです。
昔の静かな暮らしを、
ひっそりとビルの谷間で、思い出しました。
名山町の屋上は、
すっかりと秋、でした。
