「森のかぞく」の物語

レトロフトは今、
あるご家族の、
大きな大きな歴史の「章」に立ち会っているのかもしれません。

ご両親と、子供たち5人の物語。

園山農園週報「食卓だより 7/9号」より抜粋してお伝えいたします。

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もう20年ほど前でしょうか。

畑を増やそうと県内全域で土地をさがしていた父が、姶良郡栗野町の栗野岳の麓にある1ヘクタールの杉山を紹介してもらいました。野菜を作ろうとしているのに、杉の木がたくさん並んだその山が気に入って買ったのです。・・・そこから壮絶な開墾がはじまりました。

・・・(中略)

そこでまず杉の大木を切り倒して、それを燃やして、株を重機で掘り起こすという作業を繰り返しやっていきます。

大木を燃やすときの火の勢いは恐ろしかったようです。

おんぼろのテントの下で星空を眺めながら泊まり込みで開墾を続けていきました。数ヶ月がかりでやっと畑になったのですが、あとで父は「死にかけた」と言っていたそうです。

そうやってできた開墾畑で野菜を少しずつ作りはじめ、休みの日には私たち兄弟も栗野岳に遊びに連れて行ってもらいました。夏は頂上のキャンプ場に泊まってバーベキューをしたり、冬は雪が降り積もった山道でソリ滑りをしたりと、兄弟の遊び場はいつも栗野岳でした。

山での子どもたちとの思い出を父が絵本にしたものが「森の家族~栗野岳物語」で、
その本のタイトルからつけられた「森のかぞく」という名前の園山農園食堂がこのほど名山町にオープンとなりました。

飲食業をやっていた姉と弟(三男)が食堂を切り盛りします。

湧水町民となった弟(次男)を中心に野菜をつくり、
それを加工してお店で販売するという「レストラン構想」で、一家総出でのスタートとなりました。ランチ営業を7月3日に始めて、7月9日には夜の営業がスタートします。・・・(略)

               NPO法人かごしま食の家族←Click「食卓だより」より抜粋

レトロフトmemo…
園山国光著「森の家族」の本は
レトロフト1階にオープンした「森のかぞく」で購入できます。(店内特価500円)

↓ 有機栽培農・園山家のかぼちゃ畑にて(栗野)。

                


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