僕もsatsuma student☆薩摩藩英国留学生


↑ 無償写真画像提供=creative commons
土曜日に開催された「僕もサツマスチューデンド」。
約150年前に串木野・羽島から藩命で極秘裏に出航した英国留学生たち。
県がそれを再現という形で25年前に青少年をイギリスに派遣して、、、
と、その貴重な体験談を、
当時まだ30歳そこそこで参加された中尾成昭氏が、
そのときの記憶と若い感性でみごとに語ってくださいました。
セミナー参加者は、中尾氏の貴重な英国滞在談をもとに、
幕末の薩摩を、島津の英断を、
そして日本の未来を託された少年たちの燃ゆる思いを追体験できたはずです。
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幕末の薩摩藩に思いを馳せるmeiji ishin 150周年記念プレイベントの数々。
昨日をもってすべて終了しました。
レトロフトでは、維新を黴っぽい歴史書で偲ぶのではなく
平成人の感性で、
現代に生かせるアイデア&知恵を探る試みとして
企画を発信し続けました。
例えば「僕もsatuma student」の後のtea partyで、
花の木ファームラボさんに《英国風キューカンバーサンドイッチ》の提供をお願いしたのも
その一例でした。(=味覚で感じる英国)
以下、英国流のパーティ食から私たちの学んだことを記してみますね。
☆サンドイッチは「パンの薄さ」と「切り口の美」だけによって
 「資生堂パーラーレベルの高級サンド」に昇格するか、それとも
 「道の駅のサンドイッチ」に終わるかが運命の分かれ目、ということが判明。
  (本場モノは上写真参照 v.s.キューカンバーサンド、と日本語で画像検索すると日本型厚サンドと対比できます)
☆とにかく日本の食パンの厚みではパーティに不向き。
 極限まで薄く、薄く。。。。これにより女性であっても、また立食であっても
 優雅な身振りで食材を口に運べることが判明。
(このために「花の木ファームラボ」ではなんと電動の超薄切りスライサーを購入くださった)
☆午後または夕刻のパーティでは、胃に強い珈琲ではなく
 その後のカクテルや夕食にも影響の薄い《紅茶》がベター、というのも判明。
☆日本のホテルのブッフェ料理のように凝った料理が次々に出てくると、
 料理に心が煽られて、せっかくの会話が中断する。
 でも、キューカンバーサンドならそもそもその程度と全員がわかっているので、
 不用意に食欲煩悩が刺激されずに会話が栄える。
☆パーティ後の後片付けがめちゃくちゃ楽チン。
 紙皿を片付ける程度で片付け終了とわかっているので、
 主催者が片付けを気にしてお客様を早めに返してしまう、という無礼をしなくて済む。
《まとめ》
 粗食なキュウリのサンドイッチ。でもそこにはは英国流の美学が詰まっていました。
 ともすれば他国からは「粗食」「まずい」と酷評される英国食ですが、
 上述のように、やはり貴族的な配慮と美意識と、
 そして「瘦せ我慢の国民性」が詰まっていること、パーティで実感できました。
 その証拠に・・・約20名の参加者は全員が、この日この夜の会で
 ひとりも漏れる事なくみごとに「友人」になれたのです。  
 p.s…粗食のはずのcumumber sandwichをあそこまで美味しく洗練の味にしてくださった 
    Hananoki fiamLabに心から感謝。  
 
 いやはや、なんちゅーてん、英国万歳!
  
長崎歴史資料博物館収蔵・幕末の古写真


 


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