Antiquarian bookshop(古書籍商)なのか、
old bookshop(街の古本屋さん)なのか、古書店の訳語に時として迷うことがあります。
古書リゼットさんのことを英語でご紹介するときになのですが、
でも!
1月17日(土)から25日(日)までレトロフトMuseo(2階)で臨時開店の
ナリアキラ書店 by 古書リゼット
~郷土史だョ!全員集合~
は、もう間違いなくアンティクワーリアンのほうです。
レトロフトMuseoはさながら、この期間
「本」の美術館&博物館に様変わり致します。
17日から25日の9日間、
レトロフト&マルヤガーデンズがmeijii shinn 150(明治維新150周年)プレイベント(←クリックしてください)が
華々しく開催されます。
あまりにも多彩、
あまりにもいろいろありで一度期にはご紹介できませんので
順を追いBlogでご案内させていただきますが、
本日はその第一弾。
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古書店は、単に読み古しの本を再販する場所ではありません。
実は、店主の知識教養と人脈が、その財産なのです。
(たぶん外目にはそのことは普通の方々からは見えないと思います)
このたびのナリアキラ書店はおそらく古書リゼットの
知の底力が縦横に発揮されます。
期間限定の夢の古書籍ミューゼアム。
明治維新150周年と期別年を3年先に控えての
このたびのプレイベントを
レトロフトはただのお祭り騒ぎに終わらせたくはありません。
史を掘り起こし、
現代を生きる私たちの胸に「未来への遺産」として刻まれるよう
古書リゼットは九州各地の古書ネットワークに協力を仰ぎ、
「薩摩藩」「明治維新」「島津家」「かごしま」・・・etc…
を探る素材を求めて知の旅を九州各所に敢行。
その結果続々と集まりつつ、往事の息づかいを知れる驚きの貴重本。
中には売値数十万円の貴重な品も。
例えば上の画像は、西南の役直後に東京で発行された「錦絵」の一場面。
新聞も写真もなかった当時、
薩摩の激戦を目撃あるいは伝聞した絵師たちが急ぎ東京に戻り、
図版を掘り彩色して刊行した貴重な「その時の超・最新の情報」です。
販売も致します。(←書籍図録一覧はこちらでご確認いただけます)
閲覧も店主が丁寧にご案内申し上げます。
レトロフトとして明治維新に向き合う、その「骨格=フィロソフィー」ともなるのが
ナリアキラ書店~郷土史の饗宴だからです。
薩摩を、かごしまを、
そして今から未来を知るために、
皆さまのご高覧を心待ちにしています。
