「リゼット広場金曜市 ~抱えるほどのバラ ~
日時 2014年 7月4日(金)
時間 11:00- 19:00 ただし売り切れの場合は早めに店じまいもあります。ご了承ください。
1時間半ほどで陳列棚の花がすべてなくなってしまった、
先月開催の「レトロフトバラ祭」。
大好評につき、再びお招きします富田青年を。
富田バラ園からの美しいバラは、前回と同じく1本50円、
フラワーヘッド(花冠)は5piecesで100円です。
※おそれいります、今回はおひとり様20本までにご協力ください
11時開店で7時まで。
でもやはりアレですね、お早めが、、、よろしいかも。
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スイス・ビエンヌという街で、
素敵な老夫婦のアパートメントで暮らしたことが若い頃ありました。
その時の私に印象的だったのは、
自分のために花を買う、というスイス人女性の暮らしの姿でした。
花は人に贈るもの、先祖のもの、あるいは豪勢に晴れの席でいただくもの、
そう思っていた30年前の私にはなんだか、すごく意外だったのです。
ブーケに顔をうずめるように花を選び、
輝くような笑顔で花器に花を盛る夫人の姿。
その幸せな姿に私は、ヨーロッパ的豊かさを初めて実感しました。
ある時、
シャネルに「エゴイスト」という名のコロンが発売されているのを知って、
あっ、と
さらに私は小さく意表をつかれる思いがしたのです。
自分をよろこばせること、
それはよくないこと、ではない、、、のかも。
贈答用の一万円ではなく、
自分のために、500円のバラの花束。。。
ささやかに・・・自分のために、自分の日常のために。
富田さんのバラの市に、
私たちはほんのちょっぴりそんな思いをこめました。
私たちはもうほんの少し、エゴイストでいいのかも、と。
