カジの葉☆乞巧奠(きこうでん)


う~む、朝から妻とともに『冷泉家の至宝』なる本をひもとき、
乞巧奠(きこうでん)のお勉強。
さながら気持ちは雅びなお公家にでもなったよう。
なぜこうなったかというと、、、
レトロフト金曜市(30日)に、手漉き和紙職人さんが初出店されることになったのです。
と、
そのかたの作る蒲生和紙の材料に、「梶(かじ)の木」とありました。
あれ?コウゾではないのかしら、というのが疑問のスタート。
調べてみると、梶の学名がBroussonetia papyrifera
なるほど「紙=パピルス」の語が名前に含まれている、、、
で、植物図鑑&インターネットと探求はどんどんと進み、
古代から神に捧げる神木であった由、それが現在の七夕にも受け継がれて、
本来は笹ではなく梶の葉に筆に墨で「和歌」をしたためていた、ということも会得。
そしていよいよ辿り着いたのが、
宮中、そして京都の貴族・冷泉家の年中行事だったのです。
畏る畏る『冷泉家の至宝』なる我が家のムック本を開いてみると、
「あった!」
冷泉家の七夕(乞巧奠)は、もう梶の葉だらけ↑↓。
・・・・冷泉家に伝わる乞巧奠(陰暦7月7日の七夕儀式)には、牽牛・織女に
「蹴鞠」「雅楽」「和歌」などを手向けてその技が巧みになるよう祈った・・・
琴や琵琶などの楽器を台に置き、
敷き詰めた「梶の葉」にお供えをのせ、
その最前列には梶を一葉うかべた角盥(つのだらい)を置き、水に二星を映す・・・
なんとまあ私たちは朝から雅びであることよ。
ところでお伝えしたいことが一番最後になりました、本日のリゼット広場金曜市は、
頴娃町山脇農園のアトリエ楓(ふう)さんの焼き菓子、お野菜と、
手漉き「蒲生和紙工房」小倉正裕さんの和紙と和紙小物の市です。
日時 2014年5月30日(金) 11:00ー19:00
会場 レトロフトチトセ(1階)リゼット広場

 


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