会場を入ってすぐ、こんな色とりどりの「仮面」に迎えられて。
それが・・・前田 陽子 さんの夢の世界の入り口です。
この仮面の動物たちを見ていて、
黑澤 明 監督の晩年の大作「夢」のワンシーンを思い出しました。
きつねの嫁入りのシーン。
紋付き・黒留め袖姿の婚礼の列が皆、キツネの顔で、
ちょっと不気味でとっても印象的な映画の導入シーン。
異界を象徴的に印象づける、不思議なインパクトのある映像でした。
さて、「夢」をテーマとしたこのたびの展覧会、
夢の記憶を描きとめた作品の数々は、
ある部分、私たちひとりひとりにとっても
どこか重なるところがあるみたいなのです。
私たちの代わりに描き留めて頂いた、そんな感じもします。
前田陽子さんの不思議ワールド、
本日5月2日の金曜・リゼット広場の市とご一緒にお楽しみください。
2014年5月1日~6日 11:00ー19:00(最終日のみー17:00)
入場は無料です。
↓ あらあら~、モンテフェルトロ公爵夫妻の肖像が鸚鵡の姿で夢にあらわれて。
