昨年の夏、
北欧の建築を、モダンデザインを見に、と滞在した
夏のフィンランド。
アールトやアスプルンドの名建築の数々、
アラビアやittalaのテーブルウェア、、、
それはそれは素晴らしいデザインの旅でもありました。
と、そんな中で、
妻が、「火を起こそう」といい始めました。
コテージの湖沿いに、釣った魚を焼いて食べるための小屋があって、
そこで魚もないのに火を焚こうと主張してきかないのです。
部屋からキャンドル用のマッチと新聞紙を持ち出して、
マッチ棒からの小さな火を新聞紙に移し、
火の付いた新聞紙から薪に火を丁寧に移して筒で風を吹き掛けて。
ふたりともすっかり燻されました。
なのに不思議です、この時間は実に私たちにとっての
北欧の旅の最高の記憶として心に刻まれたのです。
なぜ?
デザインの国で、焚き火。
こんな脈絡のなさにも何か共通のことを感じてくださる方がいらっしゃれば・・・
そんな方々に心からお届けしたい企画展、
それが今週末から開催されます。
アールエイチ・プラス・プレビューさんの企画展です。
思いの背景はとても深そうなので、
私もこつこつ、自分でも理解をすすめながら初日までゆっくり案内を書き続けますね。
「小野 哲平~陶展 & 早川 ユミ~旅する種まきびと展」
高知の谷相集落に暮らし、つくりつづけるお二人。
手から伝わるものづくりを鹿児島でご紹介できることになりました。
日時 2014年 5月17日(土)~5月25日(日)
11:00-19:00 ただし19日(月)は定休日 最終日は16:00までです
会場 レトロフトMuseo 鹿児島市名山町2−1レトロフト千歳ビル2F
企画 (有)アールエイチ・プラス/本屋の寅さん
お問い合せ 電話 090-3076-2028(花田) メール rh-plus@po2.synapse.ne.jp
↓ 焚き火小屋のとなりでは白とクロの羊がモグモグ草を食んでいました。
